ベルリンと聞いて真っ先に浮かぶのは、ベルリンの壁。
ベルリンに来て何が見たい?となれば、とりあえずベルリンの壁かなって。
まあそんなところでしょうか。
一般的にイメージする壁は、イーストサイドギャラリーと呼ばれている
アートがぎっしり描かれている所ですが、今回は前の記事の流れで別の壁にしておきます。
ブランデンブルク門からユダヤ人記念碑を後にして、
そのままPotsdamer Platz ポツダムプラッツに向かいます。
スコーンと抜けたその広場は立派な建物に囲まれた場所。
ユニクロなどのお店もあり、ものすごいスピードで発展しているんだなという印象です。
その所々に壁が点在しているのが見れます。
そこをまた後にして進むと、今も残されている壁の跡地に到着します。
ここはナチス時代にゲシュタボ(国家秘密警察)の本部があったところだそうです。
その為なのか、イーストサイドギャラリーとは雰囲気も違ってとても重苦しいです。
今では野外展示スペースとしてきちんと整備されています。
下の写真のレンガの残骸は、地下牢の一部が残されているもの。
英語での説明書きもあるので、じっくり見ることができますよ。
こんな場所でも植物は力強く再生するのだなと、
ハッとしまったので失礼ながらも思わず写真に収めました。
すいません。。。
そう、当たり前なんですが今はベルリンの壁が所々にしか存在していません。
しかし、ポツダム広場で道路に煉瓦なのか石畳なのか気になる線を発見してから
壁の道をめぐっていると分かりました。
その線はかつてベルリンの壁があった跡だったんですよね。
すごい、本当にすごい。
歴史がきちんと街の中に生きている。忘れない為に、これからも伝えていく為に。
そしてきちんと向き合う為に。
もしベルリンへ行く機会があれば、少し足元を気にして歩いてみてください。
このプレートはなくても、こんな石畳のようなものが連なった線があればそれが壁の跡です。
今回歩いたのは、このような道のりでした。
ブランデンブルク門からエーベルト通り(Ebertstr.)を南へポツダム広場、
シュトレーゼマン通り(Stresemannstr.)からニーダキルヒナー通り(Niederkirchnerstr.)へ
そのまま真っ直ぐ歩くとツィンマー通り(Zimmerstr.)と名前が変わり、そこが壁の道になります。